チャットワークAPI で Webからの問合せ内容を ChatWork に送る WordPress 拡張プラグイン

チャットワークとは

チャットワーク (ChatWork) とは、 国産のクラウド型ビジネスチャットツールです。
開発元の ChatWork 社では、LINE のビジネス版と位置づけており、ビジネス上のメールによる問題を、チャットスタイルで解決するコミュニケーションツールです。

弊社では、ChatWork をお使いのお客さまも多数いらっしゃるので、社内も含めてメインのコミュニケーションツールは ChatWork です。できればこの類のツールはひとつに集約したいところ。しかし、まだまだメールはスタンダードで、お客さまからの問い合わせ受け口は集約できていません。

Web サイトの問い合わせフォーム

近々予定しているコーポレートサイトのリニューアルにあたり、問い合わせフォームからの内容は、メールだけでなく ChatWork にも通知できればと思いました。

メールは DM も多く、すぐにチェックする機会も減っていて、重要なメッセージが埋もれて見逃してしまうかもしれません。弊社では ChatWork の未読数は常時ゼロにするよう心がけているので、受け口を ChatWork で集約できれば、問い合わせにより迅速に対応できます。

先日、プレビュー版が公開となった チャットワークAPI では、機能は限られるものの、各デベロッパーがこぞってユニークなサービスを開発しています。

早速ですが、問い合わせフォームの内容を ChatWork に送る WordPress 拡張プラグインを開発したので紹介します。(開発者 Takahiro Izuchi

Contact Form 7 を使います

WordPress で手軽にお問い合わせフォームを組めるプラグインといえば、やはり Contact Form 7 ではないでしょうか。お客さまの情報とお問い合わせを受け付けるシンプルなフォームならこのプラグインで十分ですね。

今回はすぐ作ってみることを目標にしたので、Contact Form 7 にフックさせて実行する拡張プラグインとしました。

拡張プラグインが動くには以下の要件を満たす必要があります。

  • チャットワークAPI トークンを持っている
  • Webサイトが WordPress で構築されている
  • Contact Form 7 プラグインによってフォームを組んでいる
  • Webサーバーにおいて https リクエストが送信できること

インストールと使い方

  1. こちらから拡張プラグインのファイルをダウンロードします。
    ダウンロードしたファイルは適当な場所に保存してください。
  2. WordPress の管理画面からプラグインをインストールします。
    WordPress の管理画面から [プラグイン]-[新規追加]-[アップロード]を選択し、先ほどダウンロードしたファイルを指定し「いますぐインストール」でインストールされます。install_plugin
  3. インストール完了後の有効化と設定をします。
    インストール後に「プラグインのインストールが完了しました。」と表示されれば [プラグインを有効化] をクリックし、有効にします。
    configure_plugin設定は、ChatWork APIトークン、投稿先のチャットルームのルームID の2つを指定するだけです。
  • Chatwork APIトークン
    ChatWork から発行できる APIトークンです。公式 API ドキュメントをご覧下さい。
  • チャットルームID
    問合せフォームの内容をどこに送るかを指定します。
    ルームID の見方は、ChatWork のチャット一覧から選択したチャットのアドレスバーに表示されている、アドレス末尾の数字です。設定画面ではこの数字だけを入力します。how_to_see_rid

こんな感じで届きます

実際にフォームから送ってみると、メールで送られてくる内容がそのまま ChatWork に届きます。

example

より効果的な使い方

  • 問い合わせ専用チャットルームを作る
    問い合わせの内容を送るチャットルームは個人でも構いませんし、問い合わせ専用のチャットルームを作れば、内容をチャットの参加者で共有できます。
  • ChatWork のタスクを活用する
    ChatWork のタスク機能を使えば、問い合わせに応じて担当者に割り振ったり、対応期限をつけることができます。担当者がタスクを完了すれば対応が完了したことも分かります。
    タスク機能についてはこちら

チャットワークAPI の今後に期待

今回は問い合わせの「受付」だけを ChatWork に取り込むというものでしたが、今後の API の機能拡充により色々な活用が期待できます。

海外の Webサイトではカスタマーサポートの形態として、電話からチャットに置き換わったものが随分多く見られるようになりました。近い将来、問合せは Webフォームではなく、リアルタイムで担当者とチャットができるようになるかもしれません。
メールよりもチャット文化が浸透し、より身近なコミュニケーションが実現できるといいですね。

ソースは Git にあります。

もう少し良い書き方などアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。
急いで作ってくれた弊社のエンジニアに感謝。