フォームの改善方法「名前・フリガナ編」

UI のことを書くと、題材によって賛否両論になることが多いのですが、これだけはやってもいいだろうと確信を持って思ったものがあります。

今回の題材は入力フォームです。
今朝もネットショッピングしていて、新規ユーザー登録の場面で出くわしました。

これです。

お名前

フリガナ

これを見て既に違和感を得た方は多いかもしれませんが、このケース、本当に多いのです。
姓/名が分かれていないとか、ラベルの位置が…とか、フリガナをいちいち入力させるな!とかではありません。

項目の順番がポイントです。

こうしましょう。

フリガナ

お名前

理由は簡単です。
上の改善前フォームに入力してみると分かりますが、もし漢字を入力した後にカナを入力すると入力辞書の変換学習にはカナが最後に学習されます。
この後にまた名前を入力する機会があるとすれば、変換した時にはカタカナではなく一発で漢字が出てきてほしいですよね。

実際、今朝のネットショップ画面では、この後にも何度か名前を入力することになり、変換に戸惑いました。

 

漢字→カナの場合
やました 変換山下“→やました 変換 “山下” 変換ヤマシタ

変換学習はカナで学習され、次回はカナが出る

 

カナ→漢字の場合
やました 変換 “山下” 変換ヤマシタ“→やました 変換山下

変換学習は漢字で学習され、次回は漢字で出る

 

いや、カタカナ変換なら F7 押せばいいのではないか、変換の回数は変わらないじゃないか、というご意見もあるかと思いますが、入力に慣れていない方は、ちょっとしたことがストレスになります。
次にユーザーが入力することを考え、変換学習までを意識するってちょっと大げさなことですが、UI を考える上ではその意識が大事じゃないかなと思いました。それに項目の順番を変えるくらいはすごく簡単なことです。

すごく簡単なだけに、コンバージョン率やアクセス数アップといった効果に直接影響するものでもありませんが、ユーザビリティがほんの少しでも上がるのなら、こんな簡単なことから改善してみてもいいかと思います。

すごく簡単なことを積み重ねることでフォームにストレスを感じなくなれば、効果も上がります。

フォームについては EFO: Entry Form Optimization(エントリーフォームの最適化)と言われるくらい重要で改善のためのポイントがまだまだあります。それはまたいつか書きたいと思います。